チキンスープとダンプリング
ラムチョップのカントリースパイス焼き
人参と小玉ねぎのバルカン風つや煮
ダルマチア地方のポテト重ね焼き
マラスキーノ風味のいちじくとラズベリーソース
 


チキンスープとダンプリング
 
じっくりと時間をかけてとった鶏丸ごと一羽のスープに、ツルンとのどごしのよいダンプリングの入ったご馳走スープです。家族の揃う昼食にいただきます。スープをとったあとのとり肉は、別の料理として食卓に並びます。一つの素材から2つの料理が作れるので重宝です。


材料(4人分)
チキンスープ
  とり(内臓は除く) 1羽(約1.2kg)
  人参 小2本
  セロリ 2本
玉ねぎ 1個
  クローブ 5個
  粒こしょう(黒) 6個
  1.8L
  小さじ1
 
材料(約20個分)
ダンプリング
小麦粉(薄力)
またはセモリナ粉
100g
バター(無塩) 40g
全卵 1個
黄卵 1個
小さじ1/2
冷水 大さじ1

とりは大きさや固さ(地どり、百日鶏、ブロイラーなど)によって煮込む時間が異なります。火はごく弱火にし、中の材料がおどることのないように注意します。

 


作り方
<チキンスープ>
1. とりは水でよく洗って水けを拭きます。
2. 人参は皮をむいて縦4つに切り、セロリは筋を軽く取って同じ大きさに切ります。
3. 玉ねぎは皮とヘタを取ってクローブをさし込みます。
4. 口の広い深めの鍋に2を入れてとりをのせます。
5. 3の玉ねぎと粒こしょうを加えて水を注ぎ入れ、塩を加えて煮立つまで強火にかけ、アクをすくいながら煮立ってきたら弱火にします。アクは15分間くらい気をつけて取り続けます。(鍋のふたは少しずらしておきます。)
6. 5のアクを取ったあと、ふたをずらしたまま弱火で2時間〜2時間半煮続け、50分くらいたった頃にとりの上下をひっくり返して煮、さらに30分くらいしてとりを元にもどして煮続けます。
7. 6の火を止めてそのまま冷まし、とりと野菜を取り出してあとのスープをこします。
8. 7のスープを洗った鍋にもどして火にかけます。
作り方
<ダンプリング>
1. バターを室温にもどし、小麦粉はふるいにかけます。
2. 卵は卵白と黄卵に分け、卵白は泡立てます。
3. バターはよく練り混ぜ、卵黄を1個ずつ加えてよく混ぜ、1の小麦粉を加えて手早く混ぜ、泡立てた卵白を加えて泡を消さないように混ぜます。
4. 3に水を加えて固さを調節し、ボールごとラップをして室温で10分位休ませます。
5. 鍋に1.5Lくらいの湯をわかし、塩小さじ1(分量外)を加えて煮立て、4をティースプーン1杯ずつ落として中火で約20分ゆでます。
6. 5をざるに取って流水で洗い、水けを切ります。
<スープの仕上げ>
スープの鍋の中にダンプリングを加えて一煮し、塩、こしょうで味を整えて皿に注ぎ、取り出したセロリの葉を浮かせます。
「ゆでどり」をメインディッシュやサラダに
とりは、温かいうちに皮をむいて人参、セロリと共に切り分けていただいたり、コールドチキンにしたりしてメインディッシュとして食べます。その時のソースは、ソースムスリン(オランデーズソース)がよく合います。
またとり肉を細切りにして、サラダ用のほうれん草、パプリカの酢漬け、エンダイブ、松の実などと盛り合わせたサラダなども作ります。ドレッシングはイタリアンドレッシング、ヨーグルトドレッシングがよく合います。

 

ラムチョップのカントリースパイス焼き
ラムは日本とちがってビーフより高価です。各家庭で好みの香辛料をブレンドした「カントリースパイス」を作り、長時間漬け込んで香りや味をなじませてから焼きます。手間がかかりそうですが、調理は簡単です。


材料(4人分)
骨付きラム(1cm厚さ) 12本
  <マリネ用>
にんにく

3かけ
A マジョラム(パウダー) 小さじ1/2
A ローズマリー(ドライ) 小さじ1/2
A バジル(パウダー) 小さじ1
A パプリカ(パウダー) 小さじ1/2
A オレガノ(パウダー) 小さじ1/4
A 白こしょう(パウダー) 小さじ1/3
A 小さじ1/2
  オリーブ油 大さじ3
ワインビネガー(白) 大さじ1
マスタード(マイルド) 小さじ1
<ソテーとソース用>
オリーブ油

大さじ3
バター 大さじ1
シェリー酒 大さじ2

 


作り方
1. ラムは肉のまわりの脂を切り取り、筋切りをしておきます。
2. にんにくはすりおろし(又はつぶす)、Aのスパイスと混ぜ合わせて1の肉にまんべんなくハケで塗ります。
3. 2を7時間くらい冷蔵庫に漬け置きます。(時どき肉を裏返します。)
4. 3の肉を焼く1時間前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻します。
5. フライパンにオリーブ油を熱し、強火で4の肉を焼き、ふたをして火を通します。
6. 5の肉を取り出したあと、バターを足して熱し、シェリー酒を加えてひと煮してソースを作ります。
7. 皿に盛った肉の上に、6のソースをかけます。

 

人参と小玉ねぎのバルカン風つや煮
メインディッシュのラムといっしょに盛り合わせます。美しさが映え、人参とオニオンの甘みが、ラムのスパイス味とおいしさを一層ひきたてます。


材料(4人分)
人参 400g
  小玉ねぎ 8個
バター(無塩) 50g
ブラウンシュガー 25g
少々
パセリ(みじん切り) 適量
 
 

人参と小玉ねぎはゆでる方法もありますが、特に小玉ねぎは煮くずれしやすいので、形や味は蒸した方がよりおいしく仕上がります。

 


作り方
1. 人参は2.5cm位の長さの棒状に切って面取りをし、小玉ねぎは皮をむいてヘタを切り落とします。
2. 1を蒸し器に入れて15〜20分蒸します。
3. 鍋にバターを熱し、ブラウンシュガーと塩を加えて中火で煮溶かします。
4. 3の鍋に柔らかくなった人参、小玉ねぎを加えて鍋をまわすようにしてシロップをからめます。
5. 4を皿に盛り、パセリを散らします。

 

ダルマチア地方のポテト重ね焼き
マケドニアには、じゃがいも料理が数多くあり、主食としてよくいただきます。特にアドリア海沿いのダルマチア地方でよく作る重ね焼きは、特産の山羊のチーズといっしょに重ねてオーブンで焼いたものです。


材料(4人分)
じゃがいも(男しゃく) 1kg
  グリエールチーズ 150g
ナツメッグ(ホール) 1/2個
  グリーンペッパー(粒) 適量
バター(無塩) 30g
  小さじ1/2
  パセリ(みじん切り) 大さじ2
  ブイヨン(チキンブイヨンの素5gと水) 600cc
 

煮汁がなくなり、焼き色がつくまで約1時間半は必要です。オーブンによって温度を調節し、表面が焦げるようであればアルミホイルをかぶせ、焦げめがつかない時は最後に温度を上げるとよいでしょう。

 


作り方
1. じゃがいもは皮をむいて厚さ5mm位のうす切りにし、水にさらしたあと水けを切ります。
2. チーズはおろし、ナツメッグはおろし金ですりおろします。
3. 耐熱容器にバターをたっぷりと塗り、底に1のじゃがいもの1/3量を斜めに重ねるようにして敷きつめます。
4. 3の上に塩と2のナツメッグを軽くふり、グリーンペッパーをひきながらふりかけます。
5. 4の上に2のチーズの1/3量とパセリの1/3量を散らします。
6. 同様にして3のじゃがいも、4、5をくり返します。
7. 6にブイヨンを注ぎ入れ、残りのバターを小さくちぎって上にのせます。
8. 7を170〜180℃のオーブンに入れ、煮汁がなくなりこんがりと色づくまで焼きます。(約1時間半)

 

マラスキーノ風味のいちじくとラズベリーソース
アドリア海に面した海岸地帯はいちじくの産地です。さくらんぼ(マラスカ)からとれるマラスキーノ(リキュール)も、マケドニアの特産品です。出盛りのいちじくにたっぷり浸み込ませて冷やし、ラズベリーソースと共にいただく、この季節ならではのデザートです。


材料(4人分)
いちじく 4個
マラスキーノ 大さじ2
ラズベリー(冷凍) 400g
グラニュー糖 50g
レモン汁 大さじ1
  生クリーム 200ml
  バニラシュガー 小さじ1
  アイスクリーム
(バニラ)
300ml
ミントの葉 適量
 

アイスクリームは器に盛る前に、ディッシャーかスプーンで型抜きをし、別皿に取り出して冷凍しておきます。盛りつけた時に溶けにくく、全体に美しい仕上がりになります。

 


作り方
1. いちじくは皮をむいて縦半分に切り、マラスキーノをふりかけて冷蔵庫で約1時間冷やします。
2. ラズベリーを室温にもどし、ミキサーに入れて砂糖、レモン汁を加えます。よく混ぜ合わせてこし器でこします。
3. 生クリームはバニラシュガーを加えて泡立てます。
4. 器に1のいちじくとアイスクリームを盛り、3の生クリームをのせます。
5. 4の上に2のソースをかけ、ミントの葉を飾ります。

 



Copyright 2003 SHIMAYA CO.,LTD. All Rights Reserved