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お花見


季節の行事と食べ物
お花見
●お花見

桜をもっとも優雅な花として賛美し、桜の下で宴を開く日本独特の行事は平安時代からありました。山の神が降りてくる神聖な桜の木の下で、神と人がともにおおいに飲み、そして食べた、ということがもともとの起源です。また、散り際のいさぎよさが武士に好まれ、もののあわれを好んだ人たちによって桜の花見が盛大になったといわれています。

庶民の間でも花見が始まったのは室町時代です。江戸時代も元禄の頃になると庶民文化が花開き、花見が華やかに繰り広げられるようになりました。お酒と魚、彩り豊かな弁当を手に、満開の花の下で宴を繰り広げる風景が春の風物詩になりました。商人達は贅をこらして山海の珍味を詰めた花見用の弁当を作り、花見に出かけたといいます。
また、庶民の花見は、落語の「長屋の花見」に代表されるように、酒のかわりに水を飲み、卵焼きのつもりでたくわんを頬張るなど、けっして贅沢なものではなかったのですが、質素ではあっても陽気に歌い、踊り、日常の憂さを忘れ、にぎやかに楽しむものでした。
このように古くから楽しまれている行事ではありますが、しきたりも決まりもないのが花見です。今も昔も満開の桜の下で食べるお弁当は、格別なもの。桜の花の見頃はわずか一週間。つぼみ、満開、花吹雪の移り変わる桜の美しさ存分に味わいたいものです。



●たけのこ

桜の咲く頃が旬のたけのこは、食物繊維が豊富で、便秘を解消してくれます。便秘がちの人は、みそ汁やスープ、炒め物にしてたくさん食べるとよいでしょう。
たけのこは「朝掘りがよい」といわれるように、鮮度が命。切り口が純白で、みずみずしいものを選びましょう。小型のものより大型の方がえぐ味成分のホモゲンチジン酸が少なくなります。掘ってから時間がたつほどえぐ味が出るので、できるだけ早くゆでて、アク抜きをします。
やわらかい姫皮はあえ物に、穂先は汁の実や炊き込みごはんに、真ん中あたりは煮物に、かたい根元は刻んで炒め物にしましょう。


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